ポーリーン・オルトヘテンは、写真の撮影について、またその写真そのものについての考察を繰り返しつづけている。全ての写真は路上や公園などの公共空間で人々の仕草、振る舞い、身体運動を撮影しただけのものだが、それは彼女固有の視点によって微分化され、極小の動きが新たな意味を持ちはじめる。この撮影=思考=意味生成のサイクルが閉じることはなく、従って「作品」に結実することもない。オルトヘテンが提示するのは、この終わりのない作業そのものである。映像を通して世界を認識するための、固有の技術体系をそこに認めることができるだろう。
●11月8日(日) 17:00- ポーリーン・オルトヘテン「a sort of lecture (レクチャーのようなもの)」
BankART展示作家、ポーリーン・オルトヘテンによるトーク/レクチャーを行います。















